こんばんは、みひるです
身の上話をする
幼馴染は物心がつくかどうかくらいの時に出会った
家が近く、同い年ということでよく遊んでいた
何をして遊んでいたかは覚えていないが、その幼馴染の家はとにかくなんでも買ってもらえるお宅だったので、流行りのゲームは大体持っていたのが印象に残っている
よく、家に呼んでくれる子だった
幼馴染の家の間取りを今でも思い出せるくらいには通っていた
当時、うちは人を家に呼べるような綺麗な家ではなかったため、家に友達を呼ぶことはできないしそれが当たり前だったので、99%お邪魔する立場だった
そして、持っているおもちゃやゲームを使わせてもらって遊ばせてもらっている立場だった
その上、引っ込み思案で内気なわたしは、よく幼馴染に自分の遊んでいるおもちゃを取られていたそう
わたしは、おもちゃを取られても泣いたりせず(というか泣かないようにしていたのか)また別のおもちゃで遊び始めていたらしい
押しの強い幼馴染と、引っ込み思案なわたし
列挙した状況を鑑みるに、その幼馴染とわたしの関係性に優劣がついていたのは言うまでもない
と今では思う
しかし、当時の記憶がないので何とも言えないが、逆に言うと「記憶に残るほど」嫌なこともされていない
そこまで、優劣やマウントなどに関心がなかったのかもしれない
今もし同じ状況が成り立っていたら「なんやねんこいつ」と思えるくらいには聡くなったが、幼稚園を卒業するまではずっとこんな感じであった
小学校に入ると次第に、友達の輪が増えた
幼稚園の時も幼馴染以外の友達と遊んだりしていたが、より一層幼馴染と遊ぶ時間より、他の友達と遊ぶ時間が増えた
それがきっかけとなったのかはわからないが、その頃から幼馴染の勝手さや押しの強さなどに気づき始め、距離を取り始めた
並行して、わたしは神童伝説(笑)を作り始めていた
算数の授業中に行う小テストで、いかに早くかつ正確に解けるかという競争があったが、大体1番を取っていた
おまけにピアノを習っていたので、伴奏などもできたし、その辺のガキよりはうまかったはず
しかし、負けなしに見えるわたしには唯一の弱点があった
運動だ
運動ができなかった
とにかく足が遅い
勉強ばかりしていたので、外で遊び回っているガキとは違い運動量が少なすぎて、かけっこでは5人中4番とかが関の山だった
対して、幼馴染は足が早かった、そしてわたしほどではないが、頭も良かった
まあ、幼馴染はピアノが弾けないが、弾けたところで見せる機会がそもそもないのでピアノの能力はノーカンに等しい
よって幼馴染の方が、優劣をつけるとするなら上だったのだ
おそらく幼馴染はこう考えていたに違いない
ではなければ、この後に幼馴染がとる行動と整合性が取れないからだ…
つづく
ねおち。