ねおちた後

そういうこと

上京して、一人暮らしをしているOLが鍵をなくしました

わたしは昨日鍵を無くしていた

 

いつも入れている場所になぜかない

いつも入れている場所とは定期入れの横のポケットだ

チャック付きなのだが、使っていくうちにそのチャックが緩みやすくなり、勝手に開いていることが多かった

これもあってか、そのうち鍵を無くすかもしれないくらいの予想が0.00001%くらいあった

しかし、疲れているとか、節約しなければとか適当に言い訳して、対策を取らずにいた

 

鍵がないことに気づいたのは、マンションの前のエントランスのロックを解除しようとした時

 

やば

 

かばんを文字の如くひっくり返して探したがない

 

記憶をたぐる

 

そういえば、会社で定期入れを出した

その時に落としたか…?

 

逆にそこ以外で心当たりがない

 

時刻は8時前

うちは“ホワイト”なので、もう会社が閉まっている

取りに戻ることはできない

 

どうする

とりあえず不動産屋に電話

 

しかし営業時間外

うーん

 

仕事終わりで疲れているのもあり頭が回らないので、思わず実家に電話

 

アホやなあ、まああんたならやらかすな、それくらいのことなら

もうホテル泊まればええやん

 

と仰せ

 

ホテルか…お金もったいない…そうだ同期に一人暮らししてる子いたな

聞いてみよう

 

いやしかし一応、道すがら落とした可能性を否定できないので、駅と家を2往復くらいして探した

 

うーん、ない

 

駅員、帰る途中に寄ったコンビニ、駅前の交番に問い合わせ

しかし、ない

焦ってるけど絶望的に落ち込んでいるわけでもない気持ち

 

人に相談したら業者呼んだら?とのこと

 

おお、業者か

頭になかった

 

ここまでで1時間半くらい

 

早速電話

 

最低料金10000円からです

30分ほどでそちらに向かいます

 

わかんないけど手数が多いと2〜3万円くらいになるとのこと

まあそれくらいならギリ耐えれるか…と来てもらうことに

 

業者を待っている間、一人で回転寿司に入りやけ食い

1300円も使う

食い過ぎ、バカか

 

この間、一人暮らししている同期から折り返し連絡があり、部屋が汚くて難しいとのこと

普通に考えていきなり部屋に泊めるのは流石に無理があるよな、わかる

まあ、わたしはギリ誰かいきなりきても大丈夫くらいでいつもいるが(どこでマウント)

 

業者到着

すがる思いで、玄関の前へ

 

しかしいろいろ聞くと、どうやらわたしのマンションの鍵はえらい鍵らしい

諸々込みで5万はかかると

 

え?5万?

給料3分の1飛んで行きますが?

 

不動産会社に明日連絡してスペアもらうとかした方が安い、と業者

来てもらって申し訳ないが、断ることに

 

こうして、地元から遥か遠く離れた東京で鍵を無くしたOLは駅近のホテルに泊まることにしました

宿泊費とその他諸々合わせて1万円程度

さっきの5万を聞くと可愛らしい数字で安心する

地元であればもっと頼れる人がいるんだろうが、誰もいないので少し心細さを感じた

 

とはいえ最初こそ、不安、疲れ、呆れとかマイナスの感情でいっぱいでしたが

明日、同じ服装でいったら誰かにバレるかな

朝帰り疑われたらどうしようかな

逆になんかワクワクしてきた、ホテル泊まるとかなんか楽しい

しかも、部屋がダブルベッドだし、最高じゃん

 

とか思いながら、寝ました

次の日の朝はとてもおねむでした

そして、会社に行って探したらありました

 

なんてお騒がせなやつだ

自分の中のもう一人の自分が呆れている

 

そして今、家で悠々とブログを書いている

家のありがたさを身をもって実感している

あって欲しいものがあるべきところに収まっている

自分がよく使うものたちばかり

なんて心地いいのだ

 

結論、家最高

 

 

 

 

ねおち。